【読書記録】内向型の人に希望を与えてくれる本

前回の読書記録

内向型の人(私含む)に、こちらの本をぜひオススメします!
(どちらもAmazon Kindleのみ)

【ほぼ漫画】億り人のひきこもり生活
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内向型の人が豊かになる方法
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内向型とは…一人で過ごす方が落ち着くタイプ。内面のことをじっくり考えることが得意。
外向型とは…人に興味があり、人と過ごすことが好きなタイプ。行動力がある。

2つの型のわかりやすい違いは、
落ち込んだ時の行動ではないでしょうか。

内向型は一人で過ごしたくなる一方、外向型は人と会って話したくなります。

この本の著者は、生粋の内向型。

嫌な事からの逃げ出しがちで就職活動も怖くてやめてしまったといいます。

ようやく決まった職を転々としつつも、最終的には自分の強みを活かして年収最高2500万を稼ぎだし(!)、現在は早期リタイアして悠々自適に暮らしているといいます。

家で刺激の少ない中、のんびり過ごす。

外向型には退屈すぎて耐え難いことかもしれないけれど、内向型にとってはうらやましい限りです。
著者は内向型の目指す最高到達地点にいるのではないか?と思えるくらい。

しかも重要な点は、
会社という集団の中にいて、内向型のまま出世していったというところ。

無理して外向型のように振る舞ったりはしていないんです。

著者は外向型との違いを逆に強みにして、内向型だからこそ持ち合わせている繊細さや注意力を武器に会社に貢献していったそう。

現代社会では、内向型よりも外向型の方が人として価値があるような評価を受けがちです。

明るくいろんな人とたくさんコミュニケーションを取れる人こそが善!
といった価値観は学校や会社であふれていて、
劣等感を感じたことのある人も多いのではないでしょうか。

私自身、主張が強く行動が早い、しかもずっと人といても疲れない(←ここが信じられない)
外向型とは、
対人場面における経験の差をはっきりと感じてきました。

↑その時の気持ちを描いてます!


また、壁にぶつかっても人に気軽に相談できる外向型は、その分だけ障害を乗り越える力があるように見えていました。

著者も言っていますが、
内向型は人にはよっぽどのことがない限り頼らず、外向型はその逆なので、どうしても外向型にいいように使われがちだそうです。

実際のところ、少し損な役回りが多いように感じてきました。。

若い時は頑張れば外向型になれるんじゃないか、ならないといけないんじゃないか、と思って外見や話し方など真似してみたことさえありました。(恥ずかしい!)

「内向型の自分はダメだ」、と思っていたんですね。

一方、
著者は精神的にダメージを受けて半年間ひきこもっていたりしていた期間もあったそうですが、
その時も「自分はダメだ」とは決して思わず、そういう自分を受け入れていたといいます。

おそらく内向型のままこの世界で居場所を見出すためには、そのメンタリティが不可欠な気がします。
そしてそここそが一番難しいような気もしますが‥。

また、著者は外向型の方が人数が多い、と言います。

私自身も体感として、
「人と一緒じゃないとイヤ」という人の方が、「一人が好き」という人よりも多い印象です。
(みなさんはどう思いますか?)

そのため人生における昔ながらのモデルケース
例えば、
 恋愛して、結婚して、子どもを産んで…、
 大学行って、就職して、キャリアを積んで…、

といった「一般的な」流れは、
もしかしたら人数の多い外向型にフィットしたモデルケースで、内向型の人は必ずしも望んではいないのかもしれないな、とこの本を読んで思ったりしました。

そしてド内向型の私が子供の頃から、

「この人みたいになりたい」と思える人=ロールモデルが見つからない。

と感じていたのも、

評価される人や目に止まる人が外向型ばかりだったからかもしれません。

そもそも内向型の人は一人好きで主張が少ないため、あまり出会いがなかったのかも。

著者は内向型の自分を否定せず、

嫌なもの・人を避けて、自分にとって心地よい選択と自分なりの強みを活用していった結果、

心穏やかな生活を手に入れました。

その姿は、内向型の人にとっての最強のロールモデルと言えるのかもしれません。

↓イラストがほっこりして、時々クスッとなる読みやすい一冊です。

【ほぼ漫画】億り人のひきこもり生活
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↓こちらは文章のみ。しっかり内容を知りたい人向けです。
 時々、著者は外向型に色々被害を被ったんだろうな〜、と読んでて思います。
 結構気持ちがわかるw

内向型の人が豊かになる方法
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